エジプト神話の世界



■エジプト人の生死観



エジプトといえば!?と聞いて出てくる単語NO.3の中に、絶対出てくると思われるモノ、「ミイラ」。
ホラー映画によく出てくるアレであります(笑)

このミイラ、エジプト第2王朝時代のころのものが、発見された中では最古のものと言われてます。
しかしこのころのミイラは本格的なものではなく、布に包んで砂中に埋葬した死体が自然と乾燥して
できた簡易なものでした。本格的なミイラ作りが始まったのは第4王朝のころだといわれてます。
時代が下って新王朝時代になると、ミイラ技術はとんでもなく向上、めっちゃ多くのミイラが作られる
ようになりました。


なぜ、エジプト人たちはミイラを作るようになったのでしょうか?


まず、エジプトの気候条件が関係してます。乾燥した空気、砂漠の砂、土地に染み込んだ塩分とい
ったエジプトの環境から、埋葬した死体が自然とミイラ化されていたこと。
もう1つは、エジプト人の生死観が大きく影響してたりします!!



日本では、体を「肉体」と「魂」の二つに分けて考えますよね?
古代エジプトでは、体を「アク(肉体)」「バー(魂@)」「カー(魂A)」の三つに分けて考
えます。文章で書くとややこしいし分かり辛いので、マンガっぽいの(笑)にしてみた☆


@エジプトには魂が2種類あります。と言っても、何の
ことか分からないので手っ取り早く、このエジプト人少
年アメンモセ君を分解してみよう!
Aハイ、出てきたよ!まず、日本人ならすぐに分かる
と思いますが、体と魂に分かれます。この魂のことを
バーと言います。しかし、エジプトはこれでは終
わらない!更に分解してみよう!
Bこれで分解完了!体から離れたものが二つ目の
カーです。このカーは、ただ「ここに在るん
だよ」という概念みたいなものです。この「概念」がな
いと、バー「アク(肉体)」も存在できない!!
Cそれではアメンモセ君を元に戻そう!「存在」であ
カーの両側に「アク(肉体)」バー(魂)」
を引っ付けるかんじ。「アク」バーは、カー
が存在するための器みたいなものなのだ☆
D無事アメンモセ君は元に戻ることが出来ました!
良かったね、アメンモセ君。でもこれは生きている人
の場合。死んだらどうなるかって?じゃあ、アメンモセ
くんに死んでいただこう!
Eアメンモセ君が死ぬと、まずカーバー「ア
ク」
がバラバラになります。そしてまず、真っ先に
ー(魂)
があの世へと旅立ってしまいます。神々に
“永遠の命”にしてもらって帰ってくるために!

因みに覚え方はカー(母)さんこの世、バー(婆)
さんあの世」
と言うものがあるよ(by吉村○治)。
Fしかしこのまま放っとくと、肉体である「アク」は腐
って無くなっちゃう。カーも行く場所が無い!うろう
ろ、うろうろカーはこの世を彷徨います。
Gそうこうしているうちにカーも消えてなくなってし
まいます。「存在」するには器が必要なので・・・。
こうなると、あの世からせっかくバーが“永遠の命
”になって戻ってきても、「存在」することが出来ない!
アメンモセ君の存在(カー)そのものが無くなって
しまうから!
Hこれじゃあ、せっかくあの世に言った意味がなぁ〜
い!!そこでエジプト人たちは考えた。「アク」を保存
できればカーの器が出来る。そうすれば存在(
カー)
は消滅しないぞ!!
Iそこで生み出されたのが「ミイラ」だー!!保存さ
れたアク」という器に、うろうろしていたカーが入
ります。
こうやっておけば、アク」カーも無くなんないで
しょ?
Jそしていつかバーがあの世から帰って来た時、
アメンモセ君はこの世に“復活”するのだ!よかった
ね、アメンモセ君!!


そういうわけで、ミイラ作りが発達していった・・・という説もあり☆!!
「カー」と「バー」については本見るたびに違うことが書いてあるので、わたしが一番納得したものを
チョイスさせていただきましたvv

因みに、「遊戯王」では、カーは「心の奥に潜む魔物or精霊」で、バーは「精神力(これが尽
きると死んでしまう)」。
「千年アイテム」という謎の錬金術から生み出されたアイテムを使って罪人から(魔物)」を抽
出し、石版(ウェジュ)に封印。好きなときにアイテムを使って、石版からカー(魔物)」を呼び出して
悪と戦う!というシステム。カー(魔物)」がやられると自分のバー(精神力)」が減って行ったり
して、どっちが先に死ぬかー!みたいなギリギリのゲームみたいね。

つうか、カー抽出した時点で罪人たち死んでしまうだろ。
しかもバーが尽きると死ぬってことは、死んでもあの世に行けないよ?おいおいー!
闇遊戯(アテム)の場合、「千年パズル」に3000年間封印されていたわけですが、バー
しか封印されず、「アク」は滅んでしまっていたため、現代では表遊戯の「アク」を借りて生活
していたというわけですねー。
表遊戯が千年アイテム所持者たちから「器」と呼ばれていたのは、この「アク」の考えからきてるん
じゃないかなーと思います。自分の「アク」じゃなきゃカーが入れないので、表遊戯は「滅びた
闇遊戯(アテム)の肉体(アク)」
の生まれ変わりなんだろうなあ。
なんか切ないよね・・・。再び「アク」を手にして、自分ごと封印した敵と戦うためだけに、3000年間
も死ぬことも出来ず、闇の中に封印されていた闇遊戯さん。せめて最後幸せになって欲しかったの
に、そのままあの世に還ってしまわれました。いくらなんでも悲劇の少年王過ぎる。
因みにセト様は普通にお亡くなりになったため、輪廻転生の枠に飛べたんでしょう。しっかし、表遊
戯が生まれたのを追いかけるようにして「海馬瀬人」として生まれ変わったセト様でしたが、結局
闇遊戯(アテム)が冥界に帰っちゃったんじゃあね。何のために、成仏せずに苦しい転生の道を選
んだか・・・。ホントに切ない話ですよ遊戯王。ていうかむしろセト様が哀れすぎる遊戯王。


はい!遊戯王分かんない人には意味不明の考察してしまってすみませんでしたー!
ここから本題に戻ります☆☆
  ↓  ↓  ↓


やはり、人間として「死」は怖いもの。出来れば「死にたくない」と考えるのが普通。じゃあ、その恐
怖から逃れるためにはどうすればいいのか?

そこでエジプト人たちは、「死」を「永遠の肉体&魂」を手に入れるための旅立ちだという風に考えま
した。死後旅立った「バー」は、「楽園」と呼ばれるあの世へ行く途中で「最後の審判」を受けます。
それを無事通過したものだけが楽園へと入ることが出来、神々から「永遠の命」を授かって、再び現
世へと戻ってくる・・・。

愛する人が、永遠の命を手にして帰ってきてくれたら・・・。
愛する人のもとへ、再び生きて帰ることが出来たなら・・・。
再生への切ない想いがひしひし伝わってくる、古代エジプト人たちの生死観は、人間が永遠に求め
てやまない願いが込められていて素敵です。
何気にそれをテーマに描いてる(多分)遊戯王ってすごい話だと思います(結局そこかー)



それでは、楽園と呼ばれていた“あの世”とは、一体どんな所だったのか。
また、私語受けなければいけない「最後の審判」とはどんなものなのか。

まずは、キリスト教にも受け継がれていった「最後の審判」についてお話します☆




(文章協力・碧海様)                                       →NEXT
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